Someday never comes...
「嘘つけ。まあ言いたくないならいいけど。
頼る人、俺しかいないでしょ?
溜め込むのはよくないからね?」
家族でもなんでもない赤の他人なのに、さもそれが当然のように、ひーくんは私に言った。
それが事実だから、私は何も言わずに小さく頷くことしか出来ない。
今じゃひーくんなしでは生きていけない自分が情けなかった。
両親も兄弟も今はいない。
施設に帰ったら私が弱音をはいている場合じゃない。
友達だって、何もかも話せるわけじゃない。
確かに、誰もいなかった。