Someday never comes...

「はい、おしまい。

じゃあなっちゃんは先生のところにいって来るね」



先生によばれた話の内容が気になって、半分上の空で物語を読み終えて、凛ちゃんにそう告げた。



凛ちゃんは一瞬寂しそうな顔をして頷くけれど、こればっかりは仕方ない。




重い腰を上げて、職員室まで少しだけドキドキしながら歩いた。




「失礼しまーす」


「あ、なっちゃん」


職員室のドアを開けると、先生と、誰か知らない大人２人。




誰だろう、あれ。


新しい先生なわけはないし。




「こんにちは。
あなたが夏乃ちゃん？」


「は、はあ…こんにちは」