Someday never comes...
[泣いてんの?]
[…っ!?]
ひーくんと出会ったのはそれから、7年後、中3の春だった。
いつか迎えに来てくれると思ってたお母さんは来なくて、毎日毎日公園で泣いてた。
施設での生活は楽しくないわけじゃなかった。
でもやっぱり多感な時期で、お母さんがいないことをからかわれたりするのが悲しくて寂しくて。
だけど同じような境遇の子ばかりだったから自分ひとりが落ち込んでいる訳にもいられない。
だからいつも、学校帰りに寄り道をしてここでブランコに乗りながら泣いてた。