Someday never comes...
ひーくんは出会ったときからずっと優しかった。
なんでよく知らないわたしにこんなに優しくしてるのか、と聞いたら。
[1ヶ月前から毎日泣いているのを見ていたんだ。気になってバスケに集中できないし、泣く暇があるんだったら俺の練習に付き合ってもらおうと思って]
たぶん、それは半分嘘で半分本当だ。わたしに気を使わせないために、ちゃかしたんだろう。
ひーくんはいつだってわたしを大切に扱ってくれた。
ひーくんといることで安心したあたしは泣く回数は極端に減っていったし、学校でも明るく振る舞えるようになった。
それもこれも全部ひーくんがいるから大丈夫って思えたから。
ひーくんという絶対的な存在にあたしは依存しているのだ。