Someday never comes...
16のなっちゃんにはまだ早い世界だよ、なんてひーくんは笑う。
たまに、こうやってひーくんは大人と子供の世界を区切るかのように私との間に線を引いた。
1つしか学年は違わないけれど、3月生まれの私と、4月生まれ(あくまで自称)のひーくんは、実質2歳の差がある。
ひーくんはそのことをたまに引き合いに出して私を突き放す。
私は知らなくていい、
なのに、自分は知っている。そんな余裕が見える。
私はそれが昔から大っ嫌いだった。
たかが1年2年、生まれた年が違うだけなのに、どうしてこんなにも差を感じなければならないんだろう。
ひーくんはいつまでたっても、対等な立場に置いてはくれない。
いつだって私が頼るばかりで、ひーくんの力になれたことは今まで一度もない。