タイトル未定
大史sied
「じゃあ母さん達行ってくるわね?」
「いいこでいるんだぞ?大史にも小織にもおみやげ持ってくるからな?」
パジャマ姿の幼い俺達を置いて、笑顔で家を出ていく両親。
二人とも仕事が忙しいと言っていても、何だかんだ夫婦とゆう必要な絆があるわけでもなければ、物心ついたばかりの俺にも分かるくらい、二人の中は冷えていた。
年が離れているせいか、妹の小織は唯一心から兄として愛してる人間。
両親が出ていった事にまだ理解出来ていないのか、俺の手を繋いで空いた手を口元にもっていく。
三歳だとゆうのにあの頃の小織は指しゃぶりがなかなか止めれずにいた。