【短】To;voice 【雛垣陽(ヒナガキヨウ)】【完】
「それでは、昼間の○☆支店の映像をごらんいただきましょう。」


そうして、さっき俺が通った場所の映像が流れた。
よく見ると、ほとんどの人が、
あの看板を見ている。


そして、二人で喜ぶ老夫婦の人たちもいた。

泣く人もいた。

そして、その人たちは
店の中に入っていった。


と、じっくり見ていたとき、


速報が流れた。


「ただいま、
18時30分頃、同時に3人が死ぬというニュースが入ってまいりました。
詳しいことが入り次第お伝えします。」


そんなことがあるんだな。

俺は、これが、今回の事件につながるとは思っても見なかった。

「明日、いってみるか。」

そう思い俺は寝た。

翌日。

時刻は10時。

俺は、あの店へ向かった。



早速見つけ、

中に入っていくと。


かなりの人がいた。


俺は、専属のスタッフに、説明室5という部屋に連れて行かれた。


そこでは、

聞きたい人の名前。
自分の名前。
携帯番号。

を聞かれた。


そして、明日の正午に電話が掛かってくるといわれた。

本当か、といまさら思うが、
もう、申し込んでしまったわけだし
と思い気にしなかった。

そして、18時30分。。
テレビを見ていると、
速報が流れた。

「二日連続で、同じ時間に3人死亡。」

それは、昨日あった、事件とまったく同じ内容だった。
ちがうのは、日付だけ。
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