『想いのカタチ』 (短編小説)

佐野:「あれ…信 いたんだ。タケは?」
奈々沢:「さぁ?…バイトじゃねぇ?」

あれ以来 佐野の顔をまともに見られなくなっていた。そんな私とは相反して、佐野は普通と言うより…機嫌がよく いつも穏やかだった。

奈々沢:「なぁ〜、夏休みはどうする?やっぱり勉強かなぁ??」
佐野:「高校最後の夏休みだし、記念にみんなで何処か行きたいよな」
奈々沢:「だよな!!やっぱり行きたいよな」
佐野:「どぉせなら海とかがイイなぁ(笑)」
奈々沢:「お、イイねぇ海(笑)」
佐野:「信の目的はナンパだろ(笑)」
奈々沢:「それも…アリかなぁ(笑)」
佐野:「蒼は海とかどぉ?」
一ノ瀬:「い、イイんじゃない?(笑)」
奈々沢:「よぅし!!タケには報告して 今年は4人で海だ!!」
佐野:「どうせなら…沖縄とかがイイな(笑)」
奈々沢:「お前の発想はいちいちツボだなぁ(笑)」
佐野:「この話、タケなら絶対喰い付くな(笑)」




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