大好きな君へ
「でも、あゆは・・・」



[好きじゃない]
そう言いかけてた。

また矛盾した自分が出てきそうになっていた。
和也の事、好きなのにいじをはって、嘘をついてしまいそうになってた。

好きじゃなかったら、和也のためなんかに涙なんて出さない。



やっぱりあゆは、どこか矛盾してる。






「あゆも・・・和也の事好き・・・」





あゆがそう言うと和也は八重歯を出して笑った。





「良かった!」




また、あゆを抱きしめてくれた。
そして優しくキスしてくれた。





< 15 / 22 >

この作品をシェア

pagetop