大好きな君へ
「香織はバイトしてたっけ??」



「んんー。」




その後も何度か聞いたけど、何度も香織ははぶらかした。
何でだろう・・・。




やっとマフラーも決まって香織は会計に並んだ。
香織の手には紫の雑誌によく載ってるマフラー。


紫かあ。
今年の流行の色だあ。




「あゆ、先に外出てて?」




「ん、分かった。」




店の中は暖房が効いてて、暑かったから丁度良かった。




「お待たせ!!」





しばらくして、香織が出てきた。
あゆ達は、近くのカフェに入った。



それぞれ飲み物を頼むと奥の席に座った。




「・・・あゆさ、さっきバイトの話したよね。」




「んー。したよ?」




「愛人契約って知ってる?」




ストローにつけてた口を離した。




「へ?」



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