大好きな君へ
「香織のやってる事だから・・・あゆには何も言う資格はない・・と思う」





香織は何時の間にか涙目になってて。


・・なんで?なんで、涙を溜めてるの?





「あゆがいけないんだから。」




香織はあゆの事を思い切り睨んでる。
何時の間にか見た事も無い香織になってる。





「え??」




「あゆが・・・和也君と・・」




和也が・・・何?





「・・はっきり言うけどさ、あゆ・・結構前から皆にウザがられてるよ?

和也君と付き合い始めた頃から。」




香織は続けて言った。




「あゆさあ、和也君と付き合う前に周りの子のことまで考えた?

考えてないよね?考えるわけないよね?あゆは、和也君との幸せで精一杯だもんね?」





おかしいよ、香織。なんでそんな事言ってるの?
急に、そんなこと言うなんて香織じゃないよ。




あゆが和也の事話したら、[良かったじゃん]って言ってくれたよね?
あれは、嘘だったの?



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