大好きな君へ
急いで鞄からタオルを出して制服や、濡れた机を拭いて。
グラスを元の場所に戻して店から出た。





―――――





香織・・嘘でしょ?
絶交なんてあゆ、絶対にしたくない。




あゆが香織に和也と付き合ってること言わなかったら怒ってるの?
違う・・・そんなんじゃないよね。



香織も和也の事好きだったの?
でも、何でそれで愛人なんかやってるの?


流れがおかしくない?




ベットの上に横になってずっと考える。





「バイトッッ!!」





そうだ。バイトがあったんだ!
時計を見ると、完全に時間を過ぎてる。


斜め前にある机の上に乗っている携帯をすぐに取り、バイト先に電話をかけた。





「はい」



「もっもしもし・・・あの・・・」



自分でも驚くくらいに声のトーンが下がっていく。
今日は、バイトなんか行きたくなかった。




「広田さんですか・・??」




「どうしたの?あゆちゃん・・・」





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