大好きな君へ
何故か顔が火照ってた。
同じ学校の人が居るからかなのかな?


「広田さん、お先に失礼します!!」



もうあがる時間になった。
それでも、まだ和也達は居た。



顔を赤くして、騒いでる和也は、おじさんっぽかった。
でも、大人っぽくて、本当にあゆはその頃の和也に憧れていた。





あゆは童顔だし、背も高い方じゃないし。
派手なのに、童顔。

どこか矛盾している。



あゆが、こんな所でバイトしてても[高校生?]ってよく聞かれる。





「ふうー寒い!」



仕事着から私服に着替えるとすぐに外に出た。
実はというと、タバコの匂いはあまり好きじゃなかった。



まだ秋なのに秋じゃないみたいだった。
今年は秋はないみたい。




「ふあーっ!飲んだ飲んだ!!」



後ろから陽気な声が聞こえてきた。
その声は一発で和也だということが分かった。





「あれっ!?あゆちゃんじゃない!?」




「知ってるくせに。」





和也に突っ込みを入れる洋。




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