大好きな君へ
「・・・」




ゆっくりと後ろを振り返ると顔を赤くした和也。
その後ろで両腕を手で擦る洋。



「よおっ!」





何であゆが終わると同時に帰るんだろう。
正直にいうと、嬉しいかも。




「あゆちゃんが居なくなるとつまんねえな!!あの居酒屋!」




あゆが疑問に思ってた事をすぐに言ってくれる和也。
和也は人の思ってる事を当てるのが得意なのかな?





「そうですか・・?」




思わず敬語になってしまった。




「同い年なんだから、敬語無しって!」




「あ、すい・・・御免っ」






「じゃあ、そろそろ帰るか!」




洋がすぐに頷く。



そっか。もう帰るのかあ。




「また明日も居る?」



少し間をおいて首を縦に振る。


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