Little Devil
「い、一応ぢゃないし。正真正銘女だから。」
そう言ったあたしゎ相当焦っている。
あきの話が全然頭に入ってこない。
プレゼント。
女…。
あたしがなきそうになっていると
優しい声で「どうした?」と顔を覗きこんで聞いてきた。
「な、なんでもない」
なんでもなくないけど。
あたしゎあきの彼女でも何でもないから
やきもちなんてやけない。
だから、何もなかったかのように
いつも通り笑うしかなかった。