Clear.
「 ・・・・・ッッ! 」
「 しばらくしたら
救急車が来るから 」
”だから大丈夫”と
鋭い目つきで訴えてくる。
この人は、誰なんだろう。
こんな汚いあたしを助けて
・・・・警察?
「 俺の家に行くけど、いいか? 」
「 ・・・え? 」
「 家には帰れないだろ 」
・・・そっか。
いつあの人が帰ってくるかわかんないし
この人の家にいたほうが安全かもしれない。
首を縦に振ると
彼はしばらく歩いた先にあった
家のドアをガチャリと開けて
彼の部屋に入った。