Clear.




「 麗華!どうした? 」




あたしの悲鳴が聞こえたのか
髪が濡れたままの彼が
座り込んだあたしを
後ろから抱きしめた。







「 ・・・・来たのか? 」






ガチャガチャッ・・・・







「 嫌ぁっ・・・!!! 」





両耳を押さえたあたしを
ギュッと抱きしめた龍弥は
”待ってろ”とあたしの肩に
上着を被せて・・・






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