Clear.
「 龍!いいわよ~ 」
裸のあたしに 白衣を被せると
”彼”を呼んだ。
ゆっくり開いたドアから
飲み物を持った彼が入ってきて
あたしを凝視した。
「 何でちゃんと着せねーんだよ 」
と舌打ちをして
乱暴に飲み物を置くと
紫さんに詰め寄った。
「 変な声聞こえたんだけど? 」
「 ・・・さぁ? 」
「 この変態!何もすんなっつったろ?! 」
痴話喧嘩のようなものが始まって
あたしは2人に釘付けだった。