Clear.
「 龍弥・・・ 」
やっぱり疲れてる。
あたしが1日ココにいて、
のんびりしている間も、
どこかで父からあたしを
必死に守っててくれたのかもしれない。
「 ・・・・・ばか 」
そんなに疲れるほど・・・
頑張らなくていいんだよ?
あたしはそんなに、価値のある女じゃ・・・
「 ん・・・・麗、・・・麗華・・ 」
寝言であたしの名前を呼ぶ彼が
寝返りをうって、あたしに背中を向けた。
それがすごく、
────────────寂しかった。