Clear.




あたしの手にベタベタと
くっついた”雲”を舌で舐めとると
満足気にあたしの顔を覗き込む。





「 ・・・嫌いだった? 」


「 好き、・・・だけど・・ 」






まさか龍弥が・・・あたしの指を
舐めるなんて思わないから
眠かった目もすっかり覚めちゃった・・・






「 照れてんの? 」


「 ・・・ 」


「 今更だろ? 」






俯くあたしの耳を甘噛みして
あたしの反応を見て楽しんでは
お決まりの”それ以上”へ進む。








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