Clear.




好きな人との間にできた
大切な子どもなのに。




「 麗華・・ 」




涙が伝う頬にキスをして
優しく抱きしめて、額にキス。




「 龍、弥・・ 」




少し体を離すと、
龍弥が”あの顔”をした。




「 あ、待って!お買い物・・・っ 」




パッとドアへ体を向けると
あたしの腰辺りに彼の腕が巻きつく。




「 子ども、作ろうか? 」








< 253 / 281 >

この作品をシェア

pagetop