Clear.




「 腹減ったし、入るか 」




あたしの言葉を無視して
バイクを目立たないところに停めて
紫さんの席の近くに座った。




「 バレないかな? 」


「 大丈夫だろ 」




紫さん、コーヒーが似合うなぁ・・・




「 ・・・・アイツかよ 」


「 え? 」




紫さんの向かいの席に
ドカッと座ったのは・・・・・・山本。




「 付き合ってるのかな? 」


「 違ぇな 」


「 何で? 」


「 ただ飯食ってるだけだろ 」




・・・・・え。
だって・・”あの”紫さんと
ご飯食べてるんだよ?
美人でスタイルよくて
綺麗な紫さんと・・・





「 そういえば、最近白衣じゃないね? 」







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