Clear.

真実





「 唇・・・赤いわねっ!! 」




あたしの顔を見るなり
ほんのり頬を赤く染めて
にっこり微笑む。





「 今度詳しく聞かせてね♪ 」





そう言いながら、あたしの腕や
肩の傷に触れ、手当てをしていく。





「 痛いところは? 」


「 これといっては・・・ないような・・ 」


「 そう?よし!じゃあ、傷が消えるまでは
  包帯巻いておこうか! 」


「 はい! 」




・・・・傷、かぁ。
ガラス・・・とかで切った所かな?
・・・顔、どうなってるんだろう・・・





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