Clear.




不思議そうに首を傾げた後、




「 あ!アレか! 」





独り言のように呟いて
”アレ”を取りに部屋を出て行くと
開けっ放しのドアから
すぐに彼は戻って来た。





「 コレ? 」





見覚えのある、ピンクの携帯。





「 はい!それです! 」


「 壊れてねぇ? 」





携帯を開いて、少し操作してみると
・・・いつもと変わらない。





< 57 / 281 >

この作品をシェア

pagetop