桜雪
20分ほどしてカイさんが降りるように促した。

「どこ行くんですか?」

「ん‐取りあえず俺ん家。」

たしかにこんな夜中に遊ぶとこはないかっ。

でもカイさんといるのも悪くないな...

高い高層ビルエレベーターにカイさんと2人でのり

カイさんの家だと思われるところについた。

ポケットから鍵を取り出し816号室のドアを開けた。

「入っていいよー。」

というカイさんの言葉を聞いてから

私はそっとカイさんの部屋へと足を踏み入れた。

大きな窓に大きな部屋、

たくさんかけられた白スーツや黒スーツ

とても豪華な部屋でホストって儲かるんだぁと

どーでもいことを考えてみた。

「ゆなちゃん?どーかした?」

「なんでもないです。」

「あははっもしかして緊張してる?」

「緊張しますよー。」

「安心して。俺子供には手を出さないから。って俺もまだガキか(笑)」



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