ただ君だけを。
息が詰まる。



体が震える。



音楽なんて耳に入ってこない。




ただただ涙も流さず震えた。




こんなときになっても、思い出すのは幼き頃の淡い記憶。





互いを頼り、互いに支えあったあの頃。



俺以上に俺を分かってくれた、君。



君以上に君を分かっていた、俺。



毎日一緒な生活が長くて、その日々がずっと続くと思っていた分、その日々が壊れた時のショックは大きかった。




コンッ




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