ただ君だけを。
自分の家のように俺の部屋に入って、ベットに腰掛ける。




まぁいつものことだし、俺もその隣に座る。




…でも今日はいつにも増して陽歌のことでいろいろあったから、正直顔を合わせずらい気持ちもあった。



でもやっぱり。





笑ってる顔を見ると、俺も嬉しくなる。




「なんで断ったの?」




「え?」




近くにあったペットボトルのふたを開け、喉に流し込む。




一気に半分ほどまで飲んで、口元を拭う。




ぱっと隣を見れば、目を見開いてなんとも言えない表情をする陽歌。





「…なにそのありえないみたいな顔」





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