ただ君だけを。
考えれば考えるほど涙は溢れてきて。
秋人はそんな私を何も言わずに抱き締めてくれる。
いつもより強く、でもいつもより優しく。
まるで壊れ物を扱うように。
そんな秋人に、私はただただ自分を委ねる。
夏輝…
最近前にも増して授業来なくなったよね。
学校へ行く時だって私が家を出るのよりも早く行ってるよね。
目が合ってもすぐ逸らすよね。
なによりも…
――「陽歌!」――
笑って、くれなくなったよね。
秋人はそんな私を何も言わずに抱き締めてくれる。
いつもより強く、でもいつもより優しく。
まるで壊れ物を扱うように。
そんな秋人に、私はただただ自分を委ねる。
夏輝…
最近前にも増して授業来なくなったよね。
学校へ行く時だって私が家を出るのよりも早く行ってるよね。
目が合ってもすぐ逸らすよね。
なによりも…
――「陽歌!」――
笑って、くれなくなったよね。