+。*felt love*。+





「ご飯ここにあるから食べといてね。お母さん見に行けないけど、代表の言葉頑張って!じゃぁ、行ってきます」



「うん。いってらっしゃぃ」



バタバタと忙しいお母さんを玄関で見送るのが毎日の日課になってきている




お母さんのドアノブに伸ばしかけた手が止まった



「お母さん?何か忘れ物でもした?」


お母さんは静かにあたしの方を振り返り、



「…3年間頑張ってね」



さっきまでの慌ただしいお母さんとは打って変わって、真剣な顔をしていた



「…うん?頑張るよ」




軽くガッツポーズしてみせると、“じゃぁ…”と、お母さんは謝るようなジェスチャーをしながら慌ただしく仕事に向かった。





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