お兄ちゃんと最後の時間【完】
「泣くな。ほら、乗れ」
お兄ちゃんは私の前にしゃがんで
背中を向ける。
え?おんぶしてくれるの!?
「あ…でも」
「のんねぇならいいわ。」
「それはダメ!乗る…。」
私は痛くない方の足からかけて、
お兄ちゃんの大きな背中に乗った。
暖かい………すっごい久しぶりだな。
五歳以来だよ。
お兄ちゃんは私の前にしゃがんで
背中を向ける。
え?おんぶしてくれるの!?
「あ…でも」
「のんねぇならいいわ。」
「それはダメ!乗る…。」
私は痛くない方の足からかけて、
お兄ちゃんの大きな背中に乗った。
暖かい………すっごい久しぶりだな。
五歳以来だよ。