SPIRAL


最後に残った私は
教室の戸締まりをし、
ゆっくり階段を降りて
学校を出た。


俯きながら歩いていると
サラリーマンのおじさんにぶつかった。

その反動で顔を
上げる。


すると
公園の桜の木が
一本目に入った。

太陽の光でキラキラ光りながら舞っていく桜が
きれいだった。




そしてその公園には



早川がいた。

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