お嬢と執事〜番外編〜
“陸?上では元気にやっていますか?
私は奏汰や地元のみんなに囲まれて楽しく頑張っています。
それと…まだ返事してなかったよね?
陸…あなたのことは好きです。
だけどその好きは恋愛対象とかじゃなくて、家族としてでした。
陸がいきなり私の前からいなくなったときはもう何も考えられなかった。
そこで私は終わりだって思っちゃった。
けどね?
安心してもう眠ってください。
私はもう大丈夫って胸張っていえるよ。
だって奏汰もいるし。
みんなもいるし。
そして陸が上から見守っていてくれるから。
だから苦しくても、あなたとの思い出はずっとずっと覚えています。
かけがえのない、あなたと過ごした時間。
どうか陸も幸せになってください。”