君だけだから
第三章 縮まった距離







それから、一週間が過ぎ

私は前の席の[村上 葉月]と言う子と友達になった。




「ねえ、美帆!」

葉月に元気よく喋りかけられた。

「なに?」

「美帆は好きな人とか居るの?」

「っぬえ?!」

いきなりそう聞かれたから、驚いて変な声を出してしまった。



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