君だけだから



ぷちっ、と私の中で何かが切れた。


「…真樹くんに言われたくないよ!だいたい真樹くんはね!「しーっ!ちょっと黙って!」


と口を塞がれた。


「んんんん!(離して!)」

怒りが最高に達している私は、周りが見えなくなっていて、

とにかく真樹くんを怒ろう!と言う気でいっぱいだった。


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