君だけだから




「って!そんなことより交換!」


「あ、そうだね!(汗)」



そう言って、赤外線で


電話番号とメールアドレスを交換した。




[『吉田 真樹』を登録しました。]




と携帯に写し出された文字に、なぜかドキドキした。



「じゃあ、今日の夜!メールして!」


「え!?私から?」


「え?だめ?」


…いや、駄目ってわけじゃないんだけど


「あ、分かった」



一応そう返事をした。


< 96 / 143 >

この作品をシェア

pagetop