I was happy you're here for me
もう、卒業して、あなたとの接点が本当になくなってしまったんだって思った。
繋がりが、なくなったと思った。
でも、偶然か必然かはわからないけれど、あの日会ったときに、運命だと本気で思ったんだ。
でも、あなたにはもう居たんだよね。
本気で“守りたい子”が、“愛してる子”が。
その時、私に気付いたあなたははにかみながら私の側に来て、恥ずかしそうに笑ってた。
私の視線に気付いたあなたは、バツが悪そうに、苦笑い気味で、あなたの薬指で光っているものを背中でそっと外したんだ。
どうして外したの?
今となっては、もうわからない。
偶然だったのか、必然だったのか。
神様が諦めの悪い私に、見せ付けたのかな。