Lovers Again~永遠の愛をもう一度~
でも……一番の原因のコイツが……何でこんな態度でいられるんだよ?


ふつふつと込み上げてくる怒り…。


「おい…裕実…」

「なぁーにー?雅弥」

今のその態度で俺の中で何かが切れた…。


「何じゃねぇよ!!お前、絶対俺に何か恨みとかあるだろ!?あるなら俺にやれば良いだろ!?」




「雅弥は分かってない…雅弥はッ…あたしの事、何も分かってない!!あたしが…どんな想いで雅弥のセフレをやってたか…。」

泣きながら服を脱ぐ裕実…。


「好きなのに…。雅弥が好きなのに!どうして昔みたいに触ってくれないのよ!昔は…『愛してる』って言って抱いてくれたのに…」

「俺は…」
チュッ

「ねぇ…触ってよ……またあたしにキスしてよ…ねぇ…」


俺は…俺は…

「俺は日和しか抱かない。キスだってしねぇ…俺は日和のとこに行ってくる!!」


「無駄だと思うよ?」

そう怪しげに微笑む裕実…。
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