Lovers Again~永遠の愛をもう一度~
クスッ
「やっと笑ったな?俺、今日転校して来たばっかだけどお前の笑ったとこ、見てねぇからさ。お前は泣いた顔より、笑った方が良いじゃん」


その言葉があたしを落ち着かせてくれた。

ドキッとした。



「さぁーてと。帰るか~」


「ジジくさいよ、百合山」

「はぁ!?ジジィじゃねぇし!!桜木がババくせぇんじゃねぇ?」



「何だと!?ふざけないでよ!!あたし、そんな老けてないし!!」

バシバシ
あたしは百合山を鞄で叩いた。

「痛ぇよ!!この野郎!!」
バシッ

「いたーい!!女の子を鞄で叩くなんて!」

楽しかった。百合山と居ると雅弥と居る時と同じくらい居心地が良くて…。

不思議なくらい、雅弥の傍に居るくらい落ち着いて笑ってる自分がいた。
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