お空に浮かんで
青い傘を持って、黄色い長靴をはいて、ショウは玄関からジャンプしました。

「こら、ショウ。服が汚くなるだろ」

緑の大きな傘を開いて、ショウのお父さんは言います。

「えへへ、ごめんなさい」

雨はサアっと音をたてて降ってきます。傘にあたると音をたてました。

「どこまで散歩する?」

お父さんがショウに聞きます。

「山の上の公園!」

ショウは山に向かって指を指しました。

「そうか…だったらお昼も買わなきゃならないな…ま、いいか。」
「いいよ、いいよ~!あそこなら、お母さんに一番近い場所だから」

ショウのお父さんは、山を見て、そうだな、と呟きました。
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