シーソーゲーム
案内されるように座られたテーブル席。

「ご指名は?」

「えっと……このお店のナンバーワンの方を……」

ミサさん、さっきまでの勢いは?

彼女もまた清純系に化ける。

「すぐにお連れします」

さすがそこはホスト。

丁寧にお辞儀をすると、去って行った。

しっかし、まあ、
「ナンバーワンはないんじゃない?」

そうツッコミを入れたあたしに、
「何言ってるの!

来店したらナンバーワンでしょ!」

ベチンと、2人に肩をたたかれた。
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