片想い



私の初恋は不器用だった。



運動神経は良くないし、見た目も可愛げがない私にできたのは勉強だけ。



勉強だけは高神君と肩を並べられたんだ。



だから、頑張ったんだよ。


あなたが好きだった算数は特に頑張った。




沢山プリント配られて、
先生の解答が間に合わないと
一緒に丸付け出来るから…



たったそれだけのために。





結局この頑張りは中学で別れるまでの六年間続けた…




高神君…

気付いてましたか??




私の頑張りに…

あの時だした私のSOSに…
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