唄を歌わせて
第1章
~~♪♫♪♬♬~
スゥ~~カチャ・・・・
タッタッタタタタッタ
「聞いて!!!」
「私聞いたの!!」
「何聞いたの?」
「あの人の唄!!」
「・・・・・どこで聞いたの!!」
「さっき3時間目さぼったでしょ、そん時に中庭歩いてたらなんか聞こえてきて音がする方に行ったらあの人が歌ってたの!!」
「えぇ~あんたついてるね。何ヶ月ぶりだろうねあの人の唄聞いたってひとここ数カ月全然噂聞かないからね」
「あの噂が本当なら実梨あんたが片思いしてる先輩に告ればいいんじゃない?」
「そうだよね!!私今日告るね!!」
「告白成功おめでとう!!」
「やっぱり噂は本当なんだね~」
「私あの人にお礼言いたいなぁ~」
「無理でしょ。あの氷鬼だよ、誰も寄せ付けないし、誰から頼まれても歌わないあの人だからね絶対無理!!」
「うぅ~~わかった諦めるよ・・・」
「でもいつかは話してみたいなぁ~~」