嘘のさよなら

「…………」

呼吸が苦しい
沢山の管に
気付けば繋がれて
周りは沢山の人で
いっぱいだった。

「…か…な…?」
遠ざかる意識の中
最愛の君を見つけた。

「涼…ちゃん…」

香奈の顔は
涙でぐちゃぐちゃだった。

「……っ」
< 21 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop