キミだけをずっと



(( 幼なじみの壁 ))



放課後になりクラスを出て靴箱で靴を履き換えていると、背中をドンっと押さえた



「ビックリした?」


「ビックリしたもなにも…」



璃沙が笑顔で私に話しかけた



「今1番に聞いて欲しいことがあって…」


「何?聞くよ?」


「私ね雄大とやり直すことにしたの」


「おめでとう!」



璃沙と私は手を取り合い喜びあった



「ありがとう。佐野とはどんな感じなの?」


「なんか冷たいような、そうでもないような…」


「そっかー」



校舎から出ていく璃沙に手を振り見送った後、私も帰ろうとした瞬間



「愛美〜!」



背後から杏里と紗良が駆け寄って来た



「愛美、今から時間ある?」


「ううん、大丈夫だけど?」



二人に背中を押されながら学校の近くのファミレスに連れて来られた







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