キミだけをずっと



昼時になりレストランに行くと海が見える窓側の席に座った


料理を注目すると、すぐに机に並べられた



「勉強するには、まず体力が必要。ドンドン食べて!」



箸を持ち目の前にあったスパゲティーに手を伸ばした


お皿にスパゲティーを小分けして大樹に渡した



「はい!」


「…ありがとう!」



ニコッと笑うとまた食べはじめた


黙々と食べていると、会話をすることを忘れていた



「今日の私ってどう?」


「どうって…」


「何かおかしくない?」



自分の服を確かめたり、髪をいじってみたりと身の回りを見渡した


すると大樹はふっと笑った



「別におかしくなんかないよ?」


「そう?」



首をかじげてただ大樹の様子を伺っていた




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