キミだけをずっと
学校からの帰り道
自転車を押す大樹の隣をただひたすら歩いていた
すると大樹がふと私に尋ねてきた
「そういえば、何か欲しいものあるか?」
「え?欲しいもの?…いきなりどうしたの?」
「いいから、答えて!」
突然言い出したかといえば、真剣に答えなくちゃいけないし
…どーしたんだか〜
「今は〜、ない!」
「ない!?」
「今は十分幸せだから、気持ちだけ貰っとく!」
私は大樹に笑顔を向けた
何を考えてるのかは分からないけど
何をくれるつもりなんだろうか
期待と不安が入り混じった気持ちになった