キミだけをずっと
「えっ?」
目を雄大に向けた。
…何で知ってるの?
「あれ?やっぱりそうだった〜」
私を確かめたかのように、意味深な表情をする。
「たまたまよ。たまたま!」
「本当に?偶然?」
なぜか口で攻めてきて、どんどん距離を縮めてくる雄大。
危険な予感がする…
後退りをしていたその時。
「雄大〜!!」
璃沙が走って私達に駆け寄ってきた。
「おぉ〜璃沙じゃん!」
「何、どうしたの?」
私と雄大に目線を交互に移していた。