キミだけをずっと



「じゃあまた!」


「またな!」



それぞれの家に帰っていった。


大樹と大学がバラバラになったらってことを考えると、なんか気が重くなる。


そんなことをついつい考えてしまう・・・




その日の夜は璃沙・紗良・杏里が私の誕生日&卒業の打ち上げをした。



璃沙が焼肉食べ放題を予約していたので、約束の時間に一人でお店に向かった。



お店の中に入って和式の部屋に案内されて、襖を開けたとたん・・・




バンバンバン!!




いきなりクラッカーが部屋中に響いて、クラッカーの中に入っていた紙が私の頭にかかった




「誕生日おめでとう!そんで卒業おめでとう!!」



璃沙達が私にサプライズをしかけていた


騒いでいた杏里や紗良が拍手で私を迎えてくれた



「まぁまぁ、座りましょうかね!」



紗良がみんなに言うと、適当にその場に座った




「やっと卒業したね~」


「そうだね~」



ため息をつきながら昔を懐かしむ私達


「失礼します」とお店の人がお肉を机に並べている





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