キミだけをずっと
マウスを下にゆっくりと降ろし一つずつ番号を確認していった
「あった…あったよ!ここ見てよ」
「嘘だろ〜」
そこには私の受験番号が書かれていた
ブーブー ♪
手に持っていた携帯が震え出した
パカッと携帯を開けて見てみると
[ 送信者:佐野大樹 ]
愛美合格おめでとう!
俺も受かってた
また大学でもよろしく
大樹からのメールに微笑んでいた私
「大樹も合格したんだ…」
また一緒の学校に通える嬉しさに顔もにやけていて…
「愛美、メールは誰からなのか?」
′′
「学校の友達だよ!」
フーンと悠真は納得しパソコンに目線を戻した
「さぁ今日は愛美の合格祝いしないとね!」
お母さんも嬉しさの余りにテンションが上がって、買物だと言って家を飛び出した
すぐさま璃沙達に合格の報告メールを送るために2階の自分の部屋に戻っていった