キミだけをずっと



まぁ愛美には許可を貰えたので安心して同窓会へ行けることになった




翌日、朝はいつもより遅く起きてしまった



「やっべー」



ベッドから起きると、服を着替えて一階へ階段を降りていった



「あら大樹、起きるの遅かったわね」



母さんがリビングのソファーに座りながら俺に話しかけてきた



「あぁ、寝れなくてさ」



階段から降りるとそのまま洗面場へ行き、蛇口を上に上げた


蛇口からは水が出始め、手で水をすくって顔を洗った


タオルで顔を拭きながらリビングへ行くと


母さんの隣に久々に見るあの人が座っていた


ソファーの前に回ると、そこにはいつも家を開けているあの父が座っていた



「父さん…元気だった?」


「おぉ、大樹!一年ぶりだな」


「どうしてここに」



長い休暇でもないのに何故…






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